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DTMで絶対にやってはいけないたった1つのタブー

どうも!函南助教授ことカンナミユート(@yuuto_kannami )です。

DTMで絶対にやってはいけないたった1つのタブー

今回はDTM初心者がやってしまいがちな、DTMで絶対にやってはいけないたった1つのタブーをご紹介いたします。

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目次

DTMでは音をクリップさせてはいけない

DTMでは音をクリップさせてはいけないという鉄則がありますが、DTM初心者の方には意外と知らない方も多いのではないでしょうか?

クリップとは

クリップノイズ

クリップとは、音が限界の音量を超えてしまって割れてしまう事のを指し、クリップノイズとも呼ばれています。DAWのミキサーで見ると一目瞭然で、大体のDAWでは音量を表す数値部分が赤くなります。

中には「赤くなってるけど、クリップノイズなんかなくない?」と思う方もいると思いますが、確かに多少のクリップだと気付かないこともあります。しかし、音源を再生する機器や聞く人の耳によってもそれらは変わってくるので、DTMでは音をクリップさせないというのが鉄則なのです。

クリップの解消方法

クリップの解消方法はいくつかあるのでご紹介いたします。

1. フェーダーを下げる

クリップノイズ

クリップしてしまった場合の対処方法の1つは、いたって簡単で音量フェーダ―を下げればいいだけです。もちろんフェーダーを下げれば音量も小さくなってししまうので、音量を下げたくない方は次に紹介する2番目の方法を参照下さい。

注意

ただし例外として、マスタートラックのクリップをフェーダ―で操作するのはあまり好ましくありません。全体的に音量が下がってしまう上に、ミックス・マスタリング時に調整しづらくなるからです。基本的にマスタートラックのフェーダ―は0.0dBにして、クリップしないように全体を調整します。

2. イコライザー・コンプレッサー・リミッターなどで調整する

クリップノイズ

クリップしてしまうということは、結局その部分で音量がピークを越えてしまうからです。つまり逆にピークを越える部分だけ抑えてしまえば、クリップすることはないということです。

そこで、イコライザーで特定の周波数だけ削ったり、コンプレッサーで圧縮をかけたり、リミッターで超えた音量をカットしてしまえば、音量を下げることなく解決させることができます。

カンナミユート

函南助教授のあとがき

今回は「DTMではクリップさせてはいけない」という点について解説させていただきました。もし今まで「知らなかった」という方は、是非次回から気を付けてみて下さい。

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