DTMを始めて曲を作っているけど、「なかなかクオリティーが上がらない」「音作りが上手くいかない」なんて思っている方も少なくないのではないでしょうか? そんな時は、高品質なプラグインを使って、スキルを補うのも一つの手です。そこで、今回は、私が今までDTMで曲を作ってきて、簡単に楽曲のクオリティーがアップすると感じたプラグインをご紹介!
目次
iZotope Elements Bundle
DTM初心者のうちに難易度が特に高いと感じる作業は、ミックスとマスタリングです。それらを補ってくれるのが、先日発売したばかりの「iZotope Elements Bundle」です。iZotope Elements Bundleには、「Neutron(人工知能ミックスソフト)」「Ozone(マスタリングソフト)」「RX(オーディオ修復ソフト)」の3つのプラグインのエントリー版がバンドルされています。
特に、Neutronのトラックアシスト機能(人工知能が勝手にミックスしてくれる機能)がなかなか優秀で、慣れるまではNeutronにミックスをしてもらうだけでもかなりクオリティーが上がります。そして、Neutronがミックスしてくれたイコライザーやコンプレッサーの設定を見聴きしながら、ミックスを学んでいくと良いでしょう。
ミックスが完了したら、Ozoneで良い感じに音圧の上がるプリセット選ぶだけで、マスタリングも簡単に完了です。
有償のアコースティックドラム音源
アコースティックドラムを、楽曲に取り入れるなら、ドラム音源は有償のものを使った方が、確実かつ簡単にクオリティを上げることが出来ます。特に、「EZ DRUMMER 2」や「Addictive Drums 2」は、最初から音が作り込まれているので、何も考えずに使える優秀なプラグインです。
ドラム音源については、下記の記事でも詳しくまとめているので、そちらも参考にしてみて下さい。
無償版のアンプシュミレーター
ギターやベースの録音を行う場合は、アンプシュミレーターで音作りを行います。「GUITAR RIG」や「AmpliTube」のような、各社から発売されている有名どころのアンプシュミレーターには、無償版が用意されています。無償版とは言っても、ギターアンプならMarshallやFenderタイプ、ベースアンプならAmpegタイプと、スタンダードなアンプが数種類使用出来ます。
私は、「GUITAR RIG」と「POD Farm」を所持していますが、スタンダードなMarshallタイプのアンプシュミレーターは、未だによく使います。もっとたくさんのアンプやエフェクターを使って、音作りを拘りたい場合は、有償のアンプシュミレーターを購入しても良いですね。
無償版アンプシュミレーター
最初から音が作り込まれているソフトシンセ
楽曲内にシンセを取り入れたい場合、プリセットの音がかなり作り込まれている、「Omnisphere 2」のようなソフトシンセを使うと、簡単にクオリティアップが望めます。 使い方は簡単。MIDIでコードやメロディーを打ち込んで、Omnisphereのプリセットから合うものを選ぶだけ。
私は、一つ古いバージョンの「Omnisphere」を使用しているのですが、正直これがないと生きていけないくらい気に入っています。ただ、高値なのが難点です。
Waves Vocal Rider
Wavesの「Vocal Rider」は、ボーカルの音量のばらつきを自動で調整し、自然な状態にしてくれるプラグインです。Vocal Riderを使用するだけで、歌が上手く聴こえるようになります。また、ボーカロイドに使っても効果を発揮してくれるのは嬉しいところですね。
函南助教授のあとがき
いかがだったでしょうか? 今回紹介したプラグイン達は、どれも比較的使い方が簡単なので、手っ取り早くクオリティーアップが望めます。慣れないうちは、高品質なプラグインにガンガン頼って、徐々にDTMの知識を付けていきましょう。