GLAYのJIROさんが使用している事でも有名な激レアエフェクター、BUDDA PHATBASSを音出ししながらレビュ!
BUDDA PHATBASS
BUDDAのPHATBASSはベース用のTube Overdriveのエフェクターで、真空管が2本も入っています。これによりトランジスタアンプに接続した場合でもチューブアンプにつなげた時と同じような音を得る事が出来ます。また、私はやった事がありませんが真空管を変更する事により音を変化させる事も可能となっています。
真空管が暖まっているかどうかで音に変化が出てしまう為、冬場など寒い時期に使用する際は電源を入れてから5分ほど置き、真空管を温めてから使用すると音が馴染みます。
寸法
横幅 | 18.5 cm |
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奥行 | 21 cm |
高さ | 9 cm |
エフェクターの中では比較的大きめです。
コントロール
つまみは左から、「GAIN」「BASS」「TREBLE」「VOLUME」となっています。つまみを正確に設定してあげる事で、太く抜けの良い音を実現してくれます。
GAIN
GAINは歪みをコントロールします。PHATBASSはOverdriveですが、あまりGAINを上げすぎるとPHATBASSの良さが消えてしまうので、歪みを抑えて使う事をオススメします。
BASS
BASSは文字通り低音をコントロールします。かなり音に迫力を与える事ができるので、私は大体の環境でフルテンで使用しています。環境によって低音が出すぎている場合のみ下げて使用します。
TREBLE
TREBLEは高音をコントロールします。適度にあげる事でトーンのきいた抜けの良い音になります。
VOLUME
VOLUMEはマスターヴォリュームをコントロールします。
12Vなので注意が必要
通常のエフェクターは電源が9Vである事が多いですが、PHATBASSは12Vの為注意が必要です。パワーサプライや電池で使用する事は出来ない為、専用のACアダプタを介する必要があります。
生産終了品
既に生産終了しているのですが、生産時期や生産終了時期は不明で、ネットで調べてもほとんど情報が出てこないほど希少なエフェクターです。私はベースを始めてから十数年になりますが、PHATBASSを楽器屋で見た事は一度もありません。ちなみに同時期に生産されていたであろう、ギター用のPHATMANとZENMANは楽器屋で見かけた事があります。
中の構造を見てみる
中を開けてみると大きな基盤が出てきます。
横から見るとこんな感じです。前の方に無駄なスーペースがあり、「もう少しコンパクトにできたのでは?」と思ってしまいます。(笑)
購入を検討している方へ
この記事を読んでいる方の中には、PHATBASSの購入を検討している方もいると思います。しかし生産終了品で希少価値が高い為、楽器屋などの市場に出てくる事がほとんどありません。
おそらく、一番見つけられる可能性が高いのはオークションになってくると思います。実際、私が購入したのは「ヤフオク!」ですし、その前後にも何度か見かけた事があります。また、オークションは大抵の場合個人からの購入になるので、メンテナンスなどがされていません。物自体も古い為、接触不良などのリスクが出てくる事を覚えておいて下さい。
GLAYのJIROのエフェクターBUDDA PHATBASS音出しレビュ
サンプルで使用した楽曲
【初音ミクDark】流星のメロディー【オリジナル】
函南助教授のあとがき
いかがだったでしょうか? PHATBASSの情報はネット上にもほとんどないので、購入を考えている方の参考にしていただければ幸いです。