前回の記事で、RME Fireface UCXの接続方法について解説しましたが、記事を書き終わり少し経った頃、突然Fireface UCXの電源が落ちてしまいました。
突然Fireface UCXの電源が落ちた
iMac2015年モデルからのバスパワー電源供給で、Fireface UCXを無事起動出来た訳ですが、ブログ記事も書き終わりマッタリしていたところ、突然Fireface UCXの電源が落ちてしまいました。確か、電源を入れてから1時間ほど経った頃だったと思います。
供給電力が足りない
ケーブルが繋がっているのに電源が落ちていることから、すぐに「供給電力が足りないのでは?」と思い立ち、ネットで調べることにしました。
Fireface UCXの平均消費電力
FireWireで接続した場合、Fireface UCXは付属の電源アダプターを使用せずにパス・パワーで動作可能です。
※ パス・パワーでお使いいただくには、コンピューターにFireWire 400(IEEE1394a)6ピン端子が搭載され、バス・パワーの電力量が13ワット(Fireface UCXの平均消費電力)を満たしている必要があります。
※ USB接続の場合はパス・パワーで動作しません。
Apple Thunderbolt – FireWireアダプタの供給電力
Apple Thunderbolt – FireWireアダプタがあれば、Thunderboltポートを持つMacをFireWireデバイスに簡単に接続できます。サイズはとてもコンパクト。MacのThunderboltポートにつなぐだけで、ハードドライブやオーディオデバイスなどのバスパワー周辺機器に最大7Wの電力を供給するFireWire 800ポートとして使えるようになります。
Appleより
結果
ということで、Fireface UCXが13W必要なのに対して、Thunderbolt変換アダプタの供給量が7W… 全然足りていません。(笑)
iMac2010年モデルではバスパワーで使用出来ていた
と、ここで1つの疑問が生じました。「この前まで使っていたiMac2010年モデルはどうなんだろう?」そう、iMac2010年モデルではバスパワーで問題なく使用出来ていたんです。そこで、Apple公式サイトで調べてみたところ衝撃の事実が!
FireWire 800ポート×1基(7W)
Appleより
7Wって、Thunderbolt変換アダプタの供給量と同じではないですか! 全然問題なく使えていたので気にもしていませんでしたが、iMac2010年モデルでも推奨の電源供給量には達していなかったのですね。Thunderbolt変換アダプタの説明には最大7Wと書いてあるので、変換時に多少供給量が落ちてしまうのかもしれませんね。
そういえば言われてみれば、起動時にTotalMixが起動しないことが何回かありました。もしかしたら、電源供給量が足りないから起こっていたのかも?
函南助教授のあとがき
結局、iMac2015年モデルではFireface UCXをバスパワー稼働することが出来ないのでACアダプタを繋げることになってしまいました。
ということは、FireWireを使うメリットって、「USBポートを1つ節約出来る」ことだけですね… これだけなら、わざわざ高いケーブルを購入してまでFireWireにする必要はないかなと感じてしまいました。
まぁ、私は買ってしまったので、このままFireWireを使い続けますが、非常に残念な結果です。