SHURESE215-CLのリケーブル、NOBUNAGA Labs TR-SE3が断線してしまいました。TR-SE3は中々良いケーブルだったので、今回は同メーカーのTR-SE2にリケーブルをしてみました。この記事では、TR-SE2とTR-SE3の比較レビュをしていきたいと思います。
目次
NOBUNAGA Labs TR-SE3
前回のリケーブル、NOBUNAGA Labs TR-SE3の記事は以下になります。先にこちらの記事を読んでおいた方が、比較内容がわかりやすいと思うので是非読んでみて下さい!
NOBUNAGA Labs TR-SE2
今回リケーブルに選んだケーブルは、NOBUNAGA LabsTR-SE2です。TR-SE3とは同シリーズになりますが、全体的に仕様が異なります。
内容物
ケーブル
ワッシャー
内容物はTR-SE3の時と同様、ケーブルとワッシャーのみです。また、これもTR-SE3の時と同様、SE215にはワッシャーが必要ないようで、はまりませんでした。
TR-SE2とTR-SE3の比較レビュ
それでは、TR-SE2とTR-SE3の差異を細かく比較していきましょう。
耳掛け部分のワイヤー
SHUREのイヤホンケーブルといえば、いわゆるSHURE掛けする為のワイヤーが入っているのが基本ですが、TR-SE2ではあえてワイヤーが入っていません。これには賛否両論あるようで、「ワイヤーが邪魔」「逆にワイヤーがないと掛けづらい」などの意見があるようです。
私が使用してみた感じ、「確かにワイヤーがない方が掛けづらい」と感じました。ただ、そこまで使い勝手が悪いかと聞かれれば、そこまで邪険にするほどではありません。また、眼鏡をかけている場合は、ワイヤーが入っていないTR-SE2の方が、眼鏡にぶつかりにくく付けやすいです。
ジャックの形状
ジャックの形状はTR-SE2がI型で、TR-SE3がL型になります。一般的にL型の方が断線しにくいと言われているので、I型のTR-SE2は取扱いに注意しないと、すぐに断線してしまう可能性があります。
ケーブルの素材
写真だと分かりづらいかもしれませんが、ケーブルはTR-SE2が布製でTR-SE3はプラスチックのような素材で出来ています。見た目は断然TR-SE2の方が良いです。逆にTR-SE3の方はオモチャのようなチープさがあります。
ただし、素材のせいかTR-SE2はケーブルが柔らかいので、かなり絡まりやすいです。単純な使い勝手だけだったらTR-SE3の圧勝です。
音はどうだったのか?
音に関してはそこまで変わりません。どちらもフラット気味ですが、強いて言えばTR-SE3の方がよりフラットです。
なので、低音がズンズンした音が好きな方には、TR-SE2・TR-SE3共にあまりオススメ出来ません。低音を求める方は、素直にSHURE純正のケーブルをオススメします。
耐久性はどうだったのか?
TR-SE2はまだリケーブルしたばかりなので、当然耐久性に関してはまだわかりません。(笑) 断線などしたら、また新しい記事を書こうと思います。
TR-SE3の方は半年ほどで断線してしまいました。詳細は下記の記事を参照してみて下さい。
TR-SE2は耳掛け部分にワイヤーが入っていないので、TR-SE3のような物理的な破損はなさそうですね。ただ、固定されていないので逆に断線の可能性は増えるのではないかと予想しています。ジャックの形状もI型ですしね。
函南助教授のあとがき
という事で全体的にまとめると、「TR-SE2はTR-SE3よりは劣るけどそこそこ良いケーブル」というのが正直な感想です。まだ使い始めなので、なんとも言えませんが、おそらく次はTR-SE2は買わないと思います。(笑) 最良のリケーブル探しはまだまだ続くでしょう。