今回、自分用のDTMデスクをDIYで作りました。今回はその工程や、作ってみて注意するべきことを書かせていただきます。
何故DTMデスクをDIYするに至ったか
家具のデザインを統一したかった
前回の、近況報告で、引越しをしたことを報告しました。その引越しの際、家具の雰囲気を白っぽい色で統一したいと思い、DTM作業用のデスクを買い換えることにしました。
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奥行き75cm必須
私が今まで使用していたデスクは、IKEAの150cm × 75cmのデスクです。この奥行き75cmというのが私の中で重要で、iMac・MIDIキーボード(KOMPLETE KONTROL S61)・PCキーボードを配置するのに最適な長さなのです。
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横幅は140cmに抑えたい
今までは、横幅が150cmあったのですが、新居の部屋の間取り的に140cmが最適かなと感じました。
140cm × 75cmのデスクが見つからなかった
サイズが140cm × 75cmに決まったので、早速ネットや家具屋さんで探しました。しかし、大きさとデザインが好みのものが見つかりません。強いて言えば、下記のデスクのホワイトは良いかなと思いましたが、何の機能もない割に、値段が高すぎです。
ないなら作ってしまえば良いじゃない
そこで私は、「ないなら作ってしまえば良いじゃない」という思考に至りました。以前からDIYには興味があったので、丁度良いかなと。
木工
思い至ったら即行動。早速木材を購入しにビバホーム(ホームセンター)に出向きました。丁度手頃のパイン集合材があったので、2枚購入。木目が非常に綺麗で、とても気に入りました。値段は1,800mm × 1,000mm × 250mmで8,280円でした。
寸法
天板 | 1,400mm × 750mm |
---|---|
ラック側面 × 2 | 700mm × 750mm |
ラック底板 × 2 | 485mm × 375mm |
購入時に、必要なサイズにカットしてもらいました。1カット50円という破格です。
ラック底板のサイズ調整
19インチラックってインチ計算なので、ミリ換算だと482.6 mmと非常に中途半端なのです。なので、2.5mmほど手動でのこぎりで削りました。これがめちゃくちゃ大変でした。
一応、少し時間がかかるけど、ホームセンターでもミリ単位でカットはやってくれるらしいです。やってもらえばよかったと少し後悔。
木地調整
カットが終わったら、木地調整です。布ヤスリを240番 → 400番と順にかけていきます。肌触りがサラサラになったらOK。
サンダー投入
最初、手でやってたんですが、あまりにも大変なので、文明機器を投入。Amazonで安く売っていた、ミニサンダーを購入しました。
値段の割に非常に良い製品だと思いました。音はまぁまぁうるさいです。
塗装
木地調整が終わったら、塗装です。塗料はワトコオイルのホワイトを使用することにしました。
塗装方法は動画の通りに。耐水ヤスリは600番を使用しました。
ワトコオイルは、パイン材にはあまり染み込まず、ほとんど色が乗りませんでした。本当はもっと白っぽくしたかったのですが、仕方ない。多分杉みたいなスカスカな木だったら白くなると思います。
脚取り付け
脚は、下記のものを購入。脚本体が67cmでアジャスターで69cmまで長くすることができます。おや?と思ったあなた、鋭い。私は、ラック側面を70cmにカットしています。1cm足りないのです。
これは、してやられたというか、説明欄にはアジャスター調整範囲は10mmまで と書かれています。脚は69cmと記載されていたので、前後10mm、つまり68cm ~ 70cmまで調整できると思っていたのです。しかし実際には68cm ~ 69cmの10mmしか調整できなかったのです。ちゃんちゃん。
この時点では、長さのことなんて気付いていなかったので、脚を取り付けていきます。
説明欄には、「天板の端から5~10mmあけて取り付けてください。」とありましたが、見た目的に私は1mmもあけずに取り付けました。今の所全く問題はありません。
ラック部分組み込み
今度は逆側、ラック部分の木材を金具で繋いでいきます。
ここにきて気づいたのですが、結構木が反っています。おそらく木材を買ってから、塗装するまでに時間が空いてしまったことが原因だと思われます。その間に湿気を吸ってしまったのですね。
すぐに塗装すれば、塗料でコーティングされるので、ここまでは反らなかったかなと思います。まぁ、木材はどんなに分厚かろうが太かろうが、反る時は反るので仕方ない。
形完成
ということで、とりあえずデスクの形が完成しました。
脚の長さが足りない
上で書きましたが、脚の長さが足りなくて、アジャスターをギリギリまで伸ばしても浮いてしまいます。実際はここで長さが足りないことに気づきました。(笑)
脚の長さ底上げ
ということで、急遽これらの商品を駆使して脚を伸ばすことにしました。
なんとか、脚を伸ばすことに成功しました。
ラックレール取り付け
ラックレールはミドルアトランティックの14Uのレールを購入。作りはしっかりとしていて、安っぽさは感じません。ビスは付属していないので、別途用意しておく必要があります。
サウンドハウスで購入したのですが、サイズ表記がUでしか書いてないのが少し不親切だなと感じました。デスクの高さに合うサイズを計算して購入しましたが、合うかが不安でした。一応、概ね想定通りの感じで安心しました。
コネクターパネル拡張
使い方違うんですが、コネクターパネルにコンセントを通したかったので、ヤスリで拡張しました。
ヤスリは100円ショップのものを使用。100ショップのヤスリ、結構すぐダメになりますね。この二つだけだと、ヤスリがダメになって拡張しきれなかったので、もう1セット購入しました。
結構時間がかかりましたが、無事拡張できました。少し傷がついてるのはご愛嬌。その内、アイアン塗料で塗装しようかと思っております。
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吸音材貼り付け
吸音材の貼り付けは以前と同じで、マスキングテープ&ブチルテープを使用しました。詳しいやり方は下記の記事を参照してください。
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貼り付け完了。
完成
制作費・制作時間
制作費
木材 | ¥17,000 |
---|---|
脚 + 脚拡張 | ¥5,000 |
紙やすり | ¥1,000 |
塗料 | ¥2,000 |
ビスや金具 | ¥2,000 |
合計 | ¥27,000 |
DTMデスクの制作費は約27,000円くらいでした。
制作時間
木工 | 3日 |
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塗装 | 2日 |
組込 | 1日 |
その他 | 1日 | 合計 | 7日 |
制作時間は、7日ほどです。休みの日に少しずつやっていったので、実際には1ヶ月ほどかかりました。
函南助教授のあとがき
初めてのがっつりしたDIYでしたが、初めてにしてはかなり良く出来たのではないかなと、自画自賛してみたり。DIY自体も楽しかったし、理想のDTMデスクもできて、非常に満足しております。
皆さんも、ぜひ自分のDTMデスクをDIYしてみては?