ここ最近、DTMデスク環境構築の記事を投稿していますが、デスクを買ったら必然的に必要になるのが椅子ですね。ということで、DTMやブログの為に、ハーマンミラーの高級オフィスチェア、ミラ2チェアを購入しました。
高級オフィスチェアを選んだ理由
私が今回購入したミラ2チェアは、大塚家具で12万円ほどしました。なかなかの高額商品ですね。「椅子に12万円!?」と思う方も多いはず。ということで、「私がなぜ12万円もする椅子を選んだのか」3つの理由について書いていきます。
1. 家にいる時間の大半をパソコンの前で過ごす
私は普段家にいる時、睡眠以外では、90%以上をパソコンの前で過ごします。なので、今後は家にいるほとんどの時間を、その椅子に座って過ごすということ。私は多くの時間使用する物へは、金額が高くても良いものを買うようにしています。そうすることで、安いものだったら出ていたであろう弊害を排除し、ストレスなく快適に過ごすことが目的です。
2. デスクワークで椅子の大切さを知っている
私の普段の仕事はプログラマで、デスクワークです。そして、今までいくつかの現場で仕事をしてみて確信しているのが、「椅子によって疲れ方に雲泥の差が出る」ということ。これはもう本当に顕著に出ます。自分の体に合わない椅子に長時間座ると、「普段より疲れる」や「腰・尻が痛くなる」の症状が出ることが分かっています。逆に少し良い椅子に座ると、これらの症状が出なかったり、軽くなったりします。
3. 高値でも人気のある商品はそれだけの理由がある
当たり前ですが高値な物には、高いだけの理由があります。それは「単純に良品である」「原価が高値である」「希少である」などが挙げられます。そして、今ではネットで商品のレビュが多く見られる時代。その商品の人気の理由を探り、良品を探し出します。レビュを全て鵜呑みにする必要はありませんが、商品選択の目安にするには効果的です。
高級オフィスチェアの値段相場は約10万円から20万円
以上の理由から、高級オフィスチェアの値段相場をざっくり調べてみると、大体10万円から20万円くらいだということがわかりました。決して安い買い物ではありませんが、長く使う物なら納得できる値段です。ちなみに私は、普段は全然金遣いは荒くないのですが、本当に欲しいものには数十万円の物でもポンと購入します。(笑)
「どの椅子を選ぶか」で重視したこと
さて、高級オフィスチェアといっても、数多くの商品が存在します。その中から絞り込み、自分の使用用途に合った物を探します。その中でも重要視したのが下記の3点です。
1. 腰・尻が痛くならないこと
まず、一番重要視するのは、腰や尻が痛くならないことです。ただ、これに関しては10万クラスの椅子は、ほとんどがクリアしているようです。
2. クッションがヘタらないこと
写真のようなクッションタイプの椅子は、経年変化で確実にヘタります。ヘタって硬くなってしまうと尻が痛くなります。その場合買い換えることになりますが、新しい椅子を探して購入するのも、古い椅子を粗大ゴミに出すのも 面倒です。それなら「最初からヘタらない椅子を買ってしまえば良い」という発想です。
これの解決方法は簡単で、メッシュタイプの椅子を買えば良いだけです。メッシュタイプの場合、クッションタイプの椅子にあるフカフカ座り心地はありませんが、ヘタることはありません。
3. 前傾姿勢になれる椅子であること
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オフィスチェアには、前傾姿勢タイプと、後傾姿勢タイプの二種類が存在します。前傾姿勢は、前のめりになるような集中する作業に向いていて、後傾姿勢はリクライニングなどゆったり長時間座る作業に向いています。
私の場合、DTMの作業や、ブログの執筆など集中する作業が多いので、前傾姿勢の椅子にすることにしました。後、後傾姿勢の椅子だと、ダラける可能性が高いので、あえて前傾姿勢の椅子にして作業しやすい環境を作ります。
4. 座って楽器が弾けること
私は、ベースとギターを弾くので、「アームレストが邪魔で楽器が弾きにくい」というのは死活問題です。
条件にマッチした椅子はハーマンミラー – ミラ2チェア
ミラ2チェア
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以上の条件に当てはまり、なおかつデザインも私好みのもので絞ると、ハーマンミラー社のミラ2チェアが私に合っていそうだと思いました。ハーマンミラーというと、アーロンチェアが一番有名のようです。しかし、ミラ2チェアは、アーロンチェアに匹敵する機能を有しながら、リーズナブルでカラーバリエーションも豊富なのが特徴です。
アーロンチェア
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ちなみに、こちらがアーロンチェア。「高級オフィスチェアと言ったらハーマンミラーのアーロンチェア」というくらい人気商品のようです。有名人から一般人まで、多くの人がアーロンチェアを使っているようで、その人気ぶりも伺えます。
アームレストの可動範囲が狭い
しかし、アーロンチェアは、アームレストの可動範囲が狭く、「楽器を弾く時に邪魔になってしまう」ので除外させていただきました。アームレストは外すことも出来るのですが、それだとブログを書く際に腕を固定出来ないし、微妙です。
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大塚家具に現物を見に行ってきました
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やはり「椅子は座ってみないとわからない」ということで、早速現物の座り心地を確認すべく、大塚家具に行ってきました。大塚家具には初めて入ったのですが、流石高級家具やと言われるだけあり豪華な店構えです。店員さんの接客もとても丁寧で良かったです。
アーロンチェアとミラ2チェアの違いを徹底的に聞いてきた
ミラ2チェアを第一候補としたのですが、「アーロンチェアがなぜ一番人気なのかが気になった」ので、ミラ2チェアとアーロンチェアの違いについて店員さんに詳しく聞いてみました。
アーロンチェアとミラ2チェアは設計コンセプトが違う
アーロンチェアのコンセプトは「自分だけの為の椅子」
アーロンチェアは、サイズが3種類があり、A<B<Cと大きくなっていくので、あらかじめ座る人のサイズに合わせた椅子を買い調整していくというコンセプトらしいです。また、元々欧米人用に作られた椅子なので、日本人がCを購入するということはあまりないようです。
ミラ2チェアのコンセプトは「座る人の体に合わせる椅子」
対して、アーロンチェアの後に発売しているミラ2チェアは、サイズは1種類しかなく、誰が座っても調整出来るように設計されているとのことです。アーロンチェアよりも動かせるギミックが多いのはその為です。
ミラ2チェアはカラーバリエーションが豊富
アーロンチェアが黒系と白系のモノトーン色しかないのに対し、ミラ2チェアはメッシュの色もフレームの色も選ぶことが出来ます。ただし、日本の大塚家具で在庫としておいているのは「グラファイト」「ダークターコイズ」のみです。
グラファイトは一番人気色
やはり、一番人気は無難な「グラファイト(ブラック)」です。
ダークターコイズはデーザイナーのオススメ色
そして、「ダークターコイズ」は、ミラ2チェアのデザイナーが、「ミラ2チェアに一番合う色」として選んだ色のようです。しかし、「グラファイト」よりも生産数が少ないので、1万円ほど価格が高いです。
2色以外は買えないの?
また、「グラファイト」と「ダークターコイズ」以外が欲しい場合も購入することは出来るので安心して下さい。ただし、受注生産になるので、更に価格が15%〜20%増加し、到着までに3ヶ月の月日がかかります。ちなみに、取っ手の色を変えたりするだけでも、受注生産になるので注意して下さい。
ミラ2チェアはアーロンチェアより安価
アーロンチェアよりも高機能でカラーバリエーョンも豊富なのに、ミラ2チェアの方が安価なんです。「あれ? ミラ2チェアの方が良くないですか?」
座り心地が少し違う
今までの話を聞いていると、どう考えてもミラ2チェアの方が良い印象を受けます。しかし、最後に一つ「ミラ2チェア」と「アーロンチェア」では少し座り心地が違うのです。つまりアーロンチェアの方が座り心地良いと思う人は、アーロンチェアを選ぶ意味が出ますね。
私もどちらも座ってみたのですが、確かに座り心地が少し違いました。ただ、どちらが良いかと聞かれると、「正直わからない」というのが答えです。
そもそも、私はメッシュタイプの椅子に初めて座ったのですが、第一印象は「感動するほどではないが、今までに座ったことのない感触」でした。クッションタイプの椅子のようにフカフカ沈み込む感触はないのですが、体重をかけると体にフィットする斬新な感覚でした。
「座ってて気持ち良い」というよりは、「なんか長時間座ってても疲れなそう」という感じ。なかなか言葉するのが難しいので、興味のある方は是非実物に座りに行くことをオススメします。
アーロンチェアとミラ2チェアの違いまとめ
つまり、基本的にはミラ2チェアの方が安く高機能でオススメということです。「アーロンチェアのデザイン・座り心地じゃなきゃ嫌だ」という場合を除けば、ミラ2チェアを選ばない理由はないのではないでしょうか?
その場で買いました
実物を見て、説明を聞いて、ミラ2チェアに非常に満足したので、その場で購入してきました。119,000円になります! ネットで見ていた時、大体15万円くらいだったので、予想より安く済んで得した気分でした。みなさんも、購入を考えているなら、ネットで買うよりも大塚家具で購入する方が安いのでオススメです。
ミラ2チェア到着
ミラ2チェアが無事届き、今まさにミラ2チェアに座りながらこのブログを執筆しています。いや、この椅子本当すごいです。丸一日座ってても本当疲れない。
使ってみて特徴的だった部分
座り心地の良さや、機能の細かい説明は、公式サイトや他の人のサイトでも取り上げられているので、「私が使ってみて特徴的だった部分」を書いていこうと思います。
ももに当たる部分を曲げられるのが良い
ミラ2チェアにあって、アーロンチェアにない機能の一つ、ももに当たる部分を曲げられるのが非常に良いです。もも下が椅子に密着していると足の血行が悪くなり、足が疲れやすくなるのですが、ここを曲げると、もも下に当たらなくなります。小柄な人には良い機能だと思います。
リクライニングの時にヘッドレストが欲しい
ミラ2チェアは、デスクワーク用の椅子の為、リクライニングでゆったりとする為の椅子ではありません。しかし、リクライニング機能も付いている訳で、「リクライニングする時にヘッドレストが欲しいな」と思いました。
ギター・ベースは弾けたのか?
ギターもベースも問題なく弾けました。ただ、座る位置や楽器の形状によってはボディが椅子の部分に少し当たります。私の所持楽器だと、ジャズベースはほとんど問題ないけど、レスポールが少し当たりました。と言っても、座る位置を調整すれば弾けるので、「そこまでの問題ではないかな」とも思っています。
アームレストは、一番下まで下げれば、よっぽど深く座らない限り当たることはありません。アームレストではなく、椅子本体に当たってしまうとは予想していませんでした。(笑)
函南助教授のあとがき
いかがだったでしょうか? DTMerやブロガー、フリーランスの方には非常にオススメ出来る椅子だと感じました。確かに少々値が張りますが、「椅子に座っていて疲れる」とか「座っていると腰が痛くなる」という方は、高級オフィスチェアの購入を検討してみてはいかがでしょうか? ハーマンミラー製の椅子は12年の保証も付いていますし、安心です。