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DTMに「向いている人」と「向いていない人」の3つの違い

DTM向いてないかも
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DTMでは、最低限の機材とソフトを使用すれば、誰でも簡単に始めることが出来ます。しかし、誰しも向き不向きはあるもの。そこで今回は、DTMに「向いている人」と「向いていない人」の、3つの決定的な違いについて書いていきます。

目次

1. 椅子に長時間座っていられる

デスクワーク

一曲作るのには時間がかかる

DTMでは、一曲完成させるのに、大体数時間から数十時間ほどかかります。それでも、椅子に座りパソコンに向かい作業をしていれば、着実に曲が出来上がっていきます。しかし、じっと座りながら淡々と作業していくのが苦手な方もいます。例えば、就職活動の時に、「デスクワーク嫌だから営業にした」とか言うような方だと、苦痛に感じて挫折するでしょう。

好きの中にも嫌いは存在する

こんなことを言うと、「好きなことなら大丈夫だよ!」という声が聞こえてくるような気がします。ただ、DTMが好きだったとしても、DTMの中の「この作業は嫌い」とか「あの作業は嫌い」とかが必ず出てくるはずです。現に私もDTMは好きですけど、ボーカルのピッチ修正はかなり嫌いです。その嫌いな作業でも、我慢して座り続けられるかが、向き不向きの分かれ道です。

ちなみに、私は集中している時は12時間くらいぶっ続けでDTMしてます。もちろんトイレとか、飲食したりとか、軽い休憩は挟んでいますが。

2. 細かい作業が出来る

MIDI

DTMの作業は、地味で細かい作業が多いです。「MIDIを1音ずつ打ち込んだり」「1音1音のパラメーターを少しずつ変えたり」「ボーカルのピッチを1音ずつ直したり」、考えただけでも気が遠くなるような作業ばかりです。しかし、これらをやるかやらないかで、曲のクオリティは大きく変化します。

上でも書きましたが、正直、私だってボーカルのピッチ修正なんて、DTMで1,2位を争うほど嫌いな作業です。しかし、やれば確実にクオリティが上がるのでやります。このような細かい作業が出来ない人は、結果的にクオリティの低い曲しか作れないので、DTMに向いていないと言えるでしょう。

3. トラブルを自分で解決できる能力がある

質問

DTM初心者のうちはトラブルも多い

DTM初心者のうちは、トラブルがつきものです。「音が出ない」のような、簡単に原因が解りそうなものから、「DAWが毎回フリーズしてしまう」のような、原因の特定が難しそうなものまで色々あります。これらの問題の回避の仕方でもDTMの向き不向きが分かれます。

質問の答えを聞いて解った気になっているだけ

このような疑問を解消する、一番手っ取り早い方法は、「それを既に理解している人に質問すること」です。しかし、解らないことをすぐに人に質問して、答えだけ教えてもらうと、「なぜそのトラブルが起こったのか」という原因の理解が浅いことが多いように感じます。勉強や、仕事で何かを教えてもらっている時に、あんまりよく解っていないけど、とりあえず解ったフリをして頷くなんて経験、心当たりありませんか?

教える方もウンザリしてるかも

原因の理解が浅いと応用力も低く、次に同じような問題に対峙した時に対処出来ずに、また同じような質問を繰り返すことになります。毎回教えてくれる人が傍にいれば良いですが、そうとは限りません。それに、教える方も毎回同じような質問をされるとウンザリです。特に、見返りがなく無償で教えている場合、教えている側にとって、時間を奪われるだけでデメリットしか無いということを理解しておかなければなりません。

自分で調べると教訓になる

DTM初心者の頃の体験談

これは、私がDTMを始めたばかりの頃の話です。EZdrummerというドラムソフトを購入して、自分のMacにインストールディスクを入れてインストールをしようとしました。しかし、何度やってもインストールが失敗してしまうのです。

原因が解らない私は、インターネットで調べることにしました。初めの方は「EZdrummer Mac インストール出来ない」のような常套手段で検索していましたが、一向に解決方法が出てきません。そこで、インストールが失敗した時に出てくるダイアログに書いてあるメッセージ(英語)で検索をかけることにしました。英語で検索しているので、当然出てくるページもほとんどが英語です。英語レベル1の私は、Google先生に翻訳してもらいながら、原因を探りました。

何ページか読んでいると「Mac OS X 10.6 Snow LeopardだとEZdrummerバージョン○○はインストール出来ないから、TOONTRACK(EZdrummerの制作会社)のサイトから最新版をダウンロードすれば出来るよ!」的な内容が書かれていました。当時の私が購入したMacのOSは発表から間もないSnow Leopardだったのです。ここで、「自分のMacのOSが新すぎて、プラグインのバージョンが対応出来ていない」ということに気づきました。

そして、TOONTRACKのサイトで英語でのアカウントを四苦八苦しながら登録し、なんとか最新版のEZdrummerをダウンロードすることに成功しました。調べ始めたのが昼ごろだったのに、無事インストールが出来たのは夜でした。

教訓を得て次に活かせた

この時に私が得た教訓は、「OSとプラグインのバージョンを確認しなければいけない」ということでした。そして、OSを新しくする時や、新しいプラグインを購入する前に、「このプラグインはちゃんと動くのか」を確認するようになりました。これにより、私の環境では使えないプラグインを事前に調べ、購入せずにすみました。確認しないで買っていたら、そのプラグインは数年使えなかったでしょう。

どうしても解らない時は質問すれば良い

中には、調べても調べても解決策が見つからない、なんてこともあります。そうなった時に初めて人に質問すれば良いのです。そうすれば、質問前に色々調べているので、質問内容も明確になりますし、相手にもそれは伝わります。

ただ、私の経験上、トラブルに遭遇して、インターネットで調べても解決出来なかったことはほとんどありません。起きているトラブルが、自分だけに起こった災厄だと思っていても、それは既に他の人によって解決されていることが多いということです。

函南助教授のあとがき

正直、今回紹介した3つは、イラストレーターや、ブロガーのようなパソコンで作業する人、全般に言えることだと思います。我慢強く細かい作業が出来て、何でも自分で調べるような人はDTMに向いているでしょう。

もしも、この3つの中で自分に向いていない項目があったとしても、DTMをやることは誰にでも出来ます。やるかやらないかは全部自分自身の問題なのだから

DTM向いてないかも

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