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スピーカースタンドとインシュレーターで劇的に音が変化した件

モニタースピーカースタンド
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私は今まで、モニターヘッドホン主体でミックスを行なっていたのですが、この度コタツDTMerからデスクDTMerにジョブチェンジしたことにより、モニタースピーカー環境も良くすることにしました。とりあえず手始めにスピーカースタンドとインシュレーターを購入してみたのですが、音に劇的な変化が起こりました。

目次

インシュレーター

インシュレーターの役割

スピーカーをそのまま床やデスクに置いてしまうと、スピーカーの振動がそのまま床やデスクに伝わってしまい、音がぼやけてしまいます。(特に低音がモコモコする)

それを解消するのが、インシュレーター。スピーカーの下に3つ、もしくは4つ置き、スピーカと床の密着面を減らし、振動を極力床に通さないようにするものです。本来はインシュレーターを3つ配置するのが一番効果的なのですが、耐震の観点から4隅に配置するのが主流です。また、インシュレーターに使われる素材は金属と木材があり、金属はシャープでクリアな音木材は深みのある音と違いが出ます。

もっと詳しく知りたい方は、下記のサイトの記事が解りやすかったので、参考にしてみて下さい。

[blogcard url=”https://my-best.com/854″]

[blogcard url=”http://pluton.jp/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%84%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F/”]

山本音響工芸 – QB-3

山本音響工芸 QB-3

これは積み木です。すみませんウソです。これは、今回私が購入した山本音響工芸のインシュレーターQB-3です。

素材はアフリカ黒檀

素材は木材のアフリカ黒檀です。黒檀という名前が付いていますが、普通の黒檀(エボニー)とは別物の木ようです。色はローズウッドを少し濃くしたような、ダークブラウン。私は暗く綺麗な曲を作ることが多いので、深みの出る木材のインシュレーターにしてみました。木材は木目の方向によっても音が変わるようです。

4個1セット

山本音響工芸 QB-3

4個1セットになっているので、左右のスピーカー用に2つ購入。

34mmの立方体

山本音響工芸 QB-3

大きさは34mmの立方体。iPhone 6s Plusと比較するとこんな感じです。

スピーカースタンド

スピーカースタンドの役割

スピーカーは耳と同じ高さにするのが一番良い。ということで、スピーカースタンドは、スピーカーを耳の高さまで上げる為のスタンドです。また、インシュレーターと同様に、床への振動を軽減させる効果があり、金属と木材で音も変化します。

もっと詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみて下さい。

[blogcard url=”https://sakidori.co/article/113126″]

キクタニ – DJ-SPS

モニタースピーカースタンド

私が今回購入したのは、キクタニの金属製スピーカースタンド、DJ-SPSです。私の使用しているスピーカーEDIROLのMA-10Aとサイズが近かったので、こちらの製品にしました。小さくまとめられたダンボールはずっしりとした重さがあります。

天板は縁付き

モニタースピーカースタンド

左が天板(スピーカーを置く方)で、右が底版です。天板の周りには8mmの縁が付いるので、スピーカーの落下防止にもなります。また、底版の四隅には穴が空いているので、ネジでデスクに固定することも出来ます。ただし、固定用のネジは付属されていません

インシュレーター(ゴム板)付属

モニタースピーカースタンド

スタンドに付属していたインシュレーターは、厚さ1mmのゴム板。インシュレーターというより滑り止め的な扱いのような感じがします。

組み立て

スピーカースタンド インシュレーター

組み立てはドライバーでネジを締めるだけで簡単です。組み立てて、インシュレーターを乗せるとこんな感じ。

音が劇的に変化

モニタースピーカースタンド

さて、音の違いはというと、誰でもわかるくらい劇的に変化しました。良くなったか悪くなったかというのを抜きにしたら、「音楽経験のない人でも違いに気づく」というくらい変わります。では、どう変わったのかについて書いていきます。

解像度が上がる

デスクに直置きしていた時に比べると、低音のモコモコ感が消え、解像度が上がりクリアになります。解像度が上がると言われて、あまりイメージがつかない方に解りやすいように言うと、今まで聞こえていなかった音が聞こえるようになります。これは、低音の振動のせいで、聞こえ辛くなっていた音が聞こえるようになったからです。

クリアでパンチのある低音

低音のモコモコ感が消え、芯のある低音が響きます。ベースがかなりしっかりと聞こえるようになりました。

DTM環境には金属インシュレーターの方が良いかも

解像度が上がり、クリアに聞こえることには違いないんですが、低音の迫力が強すぎるように感じます。木材のインシュレーターはモニターというよりは、リスニング向きかもしれません。

金属のインシュレーターを使用したことがないので、なんとも言えませんが、DTMのような一音一音をしっかりと聞いてミックスしたい場合は、金属のインシュレーターの方が良いかもしれません。

耐震性は問題ありと言わざる得ない

さて、音の話はこれくらいにして、見ただけで安定性の悪そうなスピーカーの配置。耐震性が気になります。そこで、デスクを揺らしてテストしてみました。

[youtube id=”sJDVbCgACzY” rel=0]

うん。これ大きい地震きたらダメなヤツですね。これはどうしようもないのだろうか?

2017.10.21追記

耐震対策の製品を発見したので、購入・レビュしました。

[blogcard url=”https://yuuto-kannami.com/tiglon-tuning-belt”]

やらないよりマシな耐震対策

とりあえず、悪あがき程度の耐震対策はしています。あ、上の動画はこれから書く耐震対策を施した後のものになります。ですが、やらないともっと酷くなりました…

MIDIキーボードでスタンドの足を固定

モニタースピーカースタンド

スピーカースタンドの足の上にMIDIキーボードを乗せ、スタンドがグラつかないように固定します。

インシュレーターを固定する

モニタースピーカースタンド

スタンドに付属していたインシュレーター(ゴム板)で、QB-3がズレないように固定します。

函南助教授のあとがき

さて、いかがだったでしょうか? 耐震性には難ありですが、音は劇的に変化するので、良いモニター環境を作りたい方は是非参考にしてみて下さい。


[blogcard url=”https://yuuto-kannami.com/kotatsu-dtm”]
[blogcard url=”https://yuuto-kannami.com/ikea-desk-dtm”]
[blogcard url=”https://yuuto-kannami.com/tiglon-tuning-belt”]

モニタースピーカースタンド

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