少し前に、Melodyneを2から4にアップグレードしたのですが、アップグレードしたあたりから、「オーディオとMIDIの同期中にエラーが発生しました。」というエラーメッセージが表示されるようになりました。今回は、このエラーが出た場合の対処法をご紹介いたします。
Melodyneの挙動がおかしくなった
Melodyneを2から4にアップグレードしたあたりから、Melodyneの挙動がおかしくなりました。どんな症状が出たかというと、下記の二つです。
1. Melodyne エディターで録音・再生の時にCPU負荷が高まる
Melodyne エディターを開いた状態で、楽曲を再生するとCPU負荷が高まって、音がプツプツ鳴ります。私のハイスペックiMacがMelodyne一つで根を上げるとは考えにくいので、異変に気づきました。
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ちなみに、私のiMacのスペックはこちら。
2. たまにエラーメッセージが表示される
1の症状が出ても、別に使えなくなる訳ではないので、そのまま強引に使っていると、たまに「オーディオとMIDIの同期中にエラーが発生しました。サンプルレート●●●●●が認識されました。Logic Pro X と外部デバイスの間の障害をチェック」というエラーメッセージが表示されるようになりました。(※赤文字の部分は毎回変わる)
「これはいよいよおかしいぞ」と思い、エラーメッセージでググってみると、Appleの公式サイトに下記の説明がありました。
Logic Pro で受信したオーディオ信号のサンプルレートがプロジェクトのサンプルレートと一致していない場合や、サンプルレートが変動する場合に、このエラーが表示されます。外付けのオーディオインターフェイスや同期デバイス、またはプラグインの使用時に表示される傾向にあります。
Appleより
どうやら、LogicとMelodyneのサンプルレートが同期出来ていないようですね。早速LogicとMelodyneのサンプルレートを確認してみると、Logicが44.1kHzであるのに対して、Melodyneは44.0kHzになっていました。
対処法
LogicとMelodyneのサンプルレートを合わせる
Logicのサンプルレート確認方法
メニュー
ファイル
プロジェクト設定
オーディオ
表示されたウィンドウのサンプルレートがLogicのサンプルレートになります。
Melodyneのサンプルレート確認方法
メニュー
設定
環境設定
表示されたウィンドウのデフォルトチューニングがMelodyneのサンプルレートになります。ここの値をLogicのサンプルレートと合わせれば、問題解決です。
函南助教授のあとがき
他のプラグインとかオーディオインターフェイスなどのハードウェアでも、サンプルレートが合っていないと同期エラーが発生するようなので、このエラーが表示されたら、それぞれのサンプルレートを確認してみて下さい。