去年の10月あたりから、DTM環境を整備しているのですが、今回は、SONEXの吸音材であるOPYR-2を導入したので、ご紹介いたします。
目次
吸音材はなんの為に貼るの?
吸音材の詳しい説明は、すでに多くのサイトやブログで取り上げられているので、ここでは簡潔にご説明したいと思います。
吸音材とは
吸音材とはスピーカーから出た音の反射を防ぐ為に貼るものです。吸音材を貼っていない状態だと、スピーカーから出た音が、壁や天井に反響して音が濁ってしまいます。特に低音がモコモコした感じになり、正しいミキシングが出来なくなってしまうのです。そこで、吸音材と呼ばれるスポンジのようなものを壁や天井に貼り付けることによって、音の反射を防ぎます。
防音効果はない
また、よく防音材と間違われるようです。吸音材の効果はあくまで吸音であり、防音効果はありません。
もっと詳しく知りたい方へ
もっと吸音材のことについて詳しく知りたい方は、上記の記事がわかりやすくオススメです。
スピーカーの真後ろに吸音材を貼るのは正しくない
吸音材を購入するにあたって、全然知識がなかったので、ネットで調べまくっていたところ、衝撃の事実が判明しました。よくネットで、スピーカーの真後ろに吸音材を貼っている方を見かけますが、あれって間違えらしいです。
スピーカーの真後ろに吸音材を貼るのは、スピーカーが壁からかなり近い場合にしか有効では無いようです。それよりもスピーカーを壁から30cm以上離し、正しい位置に貼ることの方が効果があるんだとか。
壁から30センチも離すの無理じゃない?
しかし、スピーカーを壁から30cmも離すのって、広い部屋でないと難しいですよね。スタジオ用に部屋を用意しているならまだしも、生活で使用する部屋と兼用ではなかなか難しい。私の部屋では、無理そうだったので、スピーカーのすぐ後ろに貼ることにしました。まぁ、貼らないよりは良いでしょう、ってことで。
購入した吸音材
SONEX OPYR-2
縦横サイズ | 61cm × 61cm |
---|---|
厚み | 5cm |
私は、部屋の見た目的に白い吸音材が欲しかったので、SONEX OPYR-2を2枚購入しました。61cmって結構大きいですね。そのままでは大きすぎるので、カッターで切って貼り付けました。
壁に貼り付けるのが結構大変
吸音材を壁に貼り付ける際に、下記の両面テープを使用しました。皆さん吸音材の貼り付けに使用しているようで、多くのブログで紹介されていました。
しかしですよ、この両面テープが中々の曲者。(笑) 強力という割に粘着力があまりなく、吸音材に貼り付けるのがまず大変でした。
そのくせ、壁から剥がすと壁紙を持って行かれます。もっと良い商品はないのだろうか?
2018.01/21追記 : もっと良い商品を発見
貼り付け完了
貼るのにかなり苦戦しましたが、無事綺麗に貼ることが出来ました。元々はパソコンの真後ろには貼らずに天井に貼ろうと考えていたのですが、左右の高さを合わせるのがかなり難しかったので、もう全部貼ってしまうことにしました。(笑)
効果は?
低音が締まる
さて、吸音材を貼り付けた効果のほどなんですが、低音のモコモコが低減されて、スッキリとした音になります。ただ、壁からスピーカーが近すぎることが原因だと思いますが、そこまで劇的な変化というほどではありません。
スピーカースタンドの方が劇的に変わる
吸音材よりも、スピーカースタンドとインシュレーターを設置した方が劇的に音が良くなります。吸音材は結構コストがかかるので、まずはスピーカースタンドとかインシュレーターを導入することがオススメいたします。
安価な吸音材
SONEX OPYR-2が高いという方には、安価な吸音材もあります。レビュを見た感じでは、吸音効果は問題ないようですが、臭いらしいです。(笑) ちなみにSONEX OPYR-2は無臭です。
函南助教授のあとがき
吸音材もつけて、いよいよ理想のDTM環境が揃ってきた今日この頃。楽しいなぁ。